なぜ結婚式は「白い」ハンカチでなけばいけないの?

結婚式の当日の持ち物リストとしてあげられるのが「白いハンカチ=ブライダルハンカチ」があります。

以前、この「ハンカチを選ぶ際に気を付けるべき3つのポイント」を説明しました。

ポイントとしては、色、素材、デザインの3つなのですが、今回はそのハンカチの色として、良しとされる「白色」について、何故白いハンカチでなければいけないのか?

根本的な理由を探りたいと思います。

 

●縁起モノという概念

redandwhite
日本は古来から、「赤と白」の紅白が縁起の良い色とされてきました。
おめでたい席には、紅白の餅や、赤く色のつけた赤飯、紅白幕などがありますよね。

そもそも赤と白は人の一生を表しているともされていて、「赤」は赤子、赤ちゃんの出生を意味し、「白」は死装束の色のように死や別れを意味するとされています。そのため、「赤」と「白」の2つの色を組み合わせることで、人生そのものを表すという説があります。

では、なぜ結婚式では「白」なのでしょうか?

江戸時代に誕生した、「赤ふきの白無垢」という花嫁が着る白無垢の裏地を赤くしたものが登場しました。
これに込められた思いとしては、白は純粋や純真への象徴でもあり、「結婚前の自分は一度死に、嫁ぎ先で新たに生まれる」という意味あるとされています。

そういった時代拝見もあり、まず「白」(もしくは赤も)は縁起モノとして、結婚式にも使用されてきたという流れがあります。

また、多様性が受け入れられ、誰かにとっての当たり前が、誰かにとっての当たり前ではなくなっている昨今ですが、だれが見ても「白」という他を潰してしまわない純粋で純真な色は誰にとってもプラスに映るでしょう。


●見た目の概念

atomosphere
「白」は縁起モノとしての概念だけではなく、見た目的にも意味がありそうです。
洋装、和装問わず、花嫁(または花婿)の手元には目がいってしまうものです。

柄物や色物であれば、それはなおのこと。

ゲストがもし柄物や色物のハンカチを使用しているのをふと、目にしてしまったら、結婚式という特別な世界に浸っている中に、突然現実世界に戻されてしまうような感情になるでしょう。

お二人が作り出す世界観を「白」という主張のしない、雰囲気に馴染むカラーで、イメージ通り(またはそれを超える?)結婚式を是非迎えてください。
小さな小物ひとつひとつが、その場の雰囲気をつくっていきます。

是非「花嫁ハンカチ」を選ぶのにもこだわってみてくださいね。



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